【EXHIBITION】Takashi Makabe「Antiseptic Beauty」

Takashi Makabe Photo exhibition
Antiseptic Beauty
supporsed by Pulp
2026/8/29(土) – 9/6(日)
月火木金 13:00-18:00
土日 12:00-19:00
※9/2(水)休み
at POL (大阪市中央区谷町6-18-29 2F)
Takashi Makabeの写真展を開催いたします。
本展は、黒水舎より出版される同タイトルの写真集『Antiseptic Beauty』の発刊を記念した展示となります。
ヨーロッパを中心に、彼が訪れた都市で撮りためてきた写真。そこにあるものを直感的に切り取り、人物や生活の気配を遠ざけながら、色や形、配置によってひとつの無機質な画面をつくり出しています。
それらは、彼のデザインワークに通じるクールな印象を持ちながらも、より直感的で、言葉になる以前の「美しい」という反応を垣間見せてくれるように思います。
–

Photo Book
Takashi Makabe “Antiseptic Beauty”
出版:黒水舎(2026)
165mm×220mm 48pages
ISBN 9784911376072
「撮影する理由は、基本的には美しいと感じるからです。それ以外の理由はありません」
グラフィックデザイナーのTakashi Makabeは、そう語る。
ベルリンをはじめ、複数の都市での生活を経て、国内外の音楽や出版に関わるヴィジュアルワークを手がけてきた。
本書『Antiseptic Beauty』に収められているのは、彼が訪れた場所で直感的に見いだした美を収めた、視覚の記録である。風景、建築、室内、階段、窓、床などが並ぶ。それらの写真から、有機的な物語は感じられない。人物もほとんど現れない。生活の気配は遠のき、物だけが前面に現れる。見開きに置かれた二枚の写真や、繰り返し現れる階段、室内の像は、ページをめくる行為に、建築内部を移動するようなリズムを与えている。
「人が画面に入ると、どうしても有機的になります。私は、もっと無機質なものが好きなんです」
彼は写真を撮ることを、視覚に入ったものをトリミングする行為だと話す。色や物の配置に美を感じた瞬間、目の前に広がる現実のなかから、一つのまとまりを発見する。したがってトリミングは、現実の断片をただ切り取る行為ではなく、与えられた視界の混沌のなかから、新しい現実をつくる判断ともいえる。
しかし、写真はデザインを説明するものではない。それでも、彼が何をよいと思い、何を美しいと思っているのか、そのヒントは含まれているかもしれない。彼は、デザインを読み解くための答えを簡単には与えてくれそうもない。
『Antiseptic Beauty』が示すのは、意識的な制作に入る以前に立ち上がる、目に見えない直感が残した反応だけだ。
彼のInstagramのプロフィールには、次の一文が掲げられている。
「Visualization Is The Search For Heaven, Nothing Less Will Do.(視覚化とは天国を探し求めることであり、それ以外ではありえない)」
–
::ARTIST PROFILE::
Takashi Makabe

音楽シーンやアートシーンにおいて、独自の美学と感性で注目を集めるグラフィックデザイナー。
視覚的なインパクトとコンセプチュアルな深みを兼ね備えた作品は、国内外問わず多くのファンやアーティストから支持を受けている。
Website: https://takashimakabe.com
Instagram:@takashi_makabe
–
Facebook eventpage:-
企画:Takashi Makabe, Pulp 田窪直樹
協力:黒水舎


